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Warwick Davis(ワーウィック・デイヴィス)大英帝国勲章 OBEを授与 ~偉大な俳優と低身長症のために活動してきた功績~

モーリーの生活

こんにちは!軟骨無形成症をもつ息子・モーリーの母、えりかです。アメリカで3人の子育てをしています。

皆さんはWarwick Davis(ワーウィック・デイヴィス)さんという俳優さんはご存じですか?

ワーウィックさんの代表作は『スター・ウォーズ』シリーズのウィケット役『ハリー・ポッター』のフリットウィック教授役などが有名で40年以上のキャリアのある名俳優です。皆さんも映画で見たことが1度はあるのではないでしょうか?

今回は2026年3月11日に俳優・Warwick Davis(ワーウィック・デイヴィス)が大英帝国勲章のOBEを授与されたことについて書いていきます。ワーウィックさんの実際に評価された今までの経歴や活動とその魅力、OBEとはどんな勲章なのか、ワーウィックさんのOBE授与の様子を綴っていきます。

俳優・Warwick Davis(ワーウィック・デイヴィス)さんとは?

ワーウィックさんは稀な骨系疾患・脊椎骨端異形成症(SEDc)を持つ低身長1の俳優さんです。下記、ワーウィックさんの経歴と活動を簡潔にまとめました。実際にはもっとたくさん出演された作品がありますし、声優や司会業、講演などで登壇するようなお仕事もされていて多岐に活躍されています。

ワーウィックさんの経歴と活動
  • 1983
    映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還

    13歳の時、ウィケット・W・ウォリック役で映画デビュー。(撮影時11歳)

  • 1988
    映画『ウィロー

    主役のウィロー・アフグッドを演じる。素顔で主演を務めた初の作品となり、その名を広く世に知られることになりました。

  • 1995
    Willow Management」を共同設立

    義父であり俳優仲間でもあるピーター・バロウズと共に、身長5フィート(約152cm)以下の俳優を専門とするエージェンシー。エンターテインメント業界における低身長症(小人症)の出演者の代表権と機会を大きく前進させました。

  • 2001
    映画『ハリー・ポッターと賢者の石』

    フィリウス・フリットウィック教授役でこの映画からハリーポッターシリーズに継続的に出演。フィリウス・フリットウィック教授役以外にもグリンゴッツ魔法銀行で働く小鬼(ゴブリン)のグリップフック役も演じました。

  • 2011
    自叙伝『Size Matters Not: The Extraordinary Life and Career of Warwick Davis(サイズは重要ではない:ワーウィック・デイヴィスの並外れた人生とキャリア)』を出版。

    序文はジョージ・ルーカスが寄稿。

  • 2011
    「Little People UK」を共同設立

    妻であるサマンサ・デイヴィス(Samantha Davis)さん、そして同じ志を持つ友人たちと共に設立されました。「Little People UK」は低身長症(小人症)を持つ人々やその家族が、医学的、社会的、そして精神的なサポート」を一箇所で受けられる場所を作ることを目的として作られました。

  • 2016
    ITVのゲーム番組『Tenable』の司会を開始。

    以後6年間にわたり同番組の顔を務めました。

  • 2025
    英国アカデミー賞の最高栄誉であるBAFTAフェローシップ賞を授与

    映画・テレビ界への傑出した貢献が認められ、賞を授与されました。

我が家の子供たちも大好きな『ハリー・ポッター』。老若男女問わず、世界中で愛される名作にワーウィックさんはシリーズを通して複数の役を演じています。グリンゴッツ魔法銀行のゴブリン・グリップフック役は特殊メイクもあって本当に人が演じているの?と驚いてしまうくらいリアルで印象的な役だったと思います。名作で欠かせない役を演じ、人々の記憶に残っているワーウィックさんの私生活を見てみましょう!

ワーウィックさんの私生活

私生活では1988年の映画『ウィロー』で、エキストラとして出演していたSamantha Davis(サマンサ・デイビス)さんと1991年にご結婚。サマンサさんも低身長症の一つである軟骨無形成症を持っています。ご結婚後、息子さんが2人産まれるも残念ながら生後間もなく亡くなってしまいます。その後、アナベルさんとハリソンさんの二人のお子さんが生まれました。2人ともワーウィックさんと同じSEDcを受け継いでいて俳優としてご活躍されています。

残念ながら奥様のサマンサさんは2024年、53歳という若さで突然この世を去ってしまいます。ワーウィックさんはサマンサさんの死後、最愛の人であるサマンサさんに向けた声明を発表しています。

彼女は唯一無二の存在でした。常に人生の明るい面を見つめ、茶目っ気のあるユーモアのセンスを持ち、私のつまらないジョークにもいつも笑ってくれました。サミー(サマンサさんの愛称)がいなければ、クイズ番組の『Tenable』も、ドラマ『ウィロー』も、『アン・イディオット・アブロード』のシーズン3もあり得ませんでした。最も信頼できる相談相手であり、私のキャリアにおけるあらゆる活動を熱烈に支えてくれました。彼女がそばにいてくれることはまるでスーパーパワーを持っているような感覚でした。

ワーウィックさんは多岐にわたる活躍をされている方ですが最愛のご家族を大切にし、低身長症(小人症)コミュニティに大きく貢献してきた方でもあります。その大きな支えとなり一緒に歩んできたのがソールメイトである最愛の妻・サマンサさんです。今までの経歴・活動や声明からもワーウィックさんにとってサマンサさんが非常に大切で大きな存在だったことがわかると思います。サマンサさんが亡くなってからもワーウィックさんは俳優業、芸能事務所経営、Little people UKの代表として尽力されています。※下記、ワーウィック・デイヴィスさんの公式Instagramです。

  1. 低身長症…低身長症とは様々な原因で身長が伸びないことを言います。最終身長が約147㎝(4フィート10インチ)以下の場合に低身長症とされることが多いです。小人症と呼ばれることが多かったのですが現在は低身長症と呼ぶようになっています。 ↩︎

Little people UK

Little people UKは2011年、ワーウィックさんと奥様のサマンサさんと賛同する友人やご家族と共に骨系疾患と低身長症とその家族の支援のために設立されました。

下記、Little people UKのページにあるワーウィックさんの言葉を一部抜粋、翻訳したものです。

私たち家族は、日々直面する困難を乗り越え、その経験を他の人々を提供し、支援し続けています。
Little people UKは創設以来、長い道のりを歩んできましたが、今もなお未来に向けて大きなアイデアと高い志を持っています。私たちの究極の目標は、常に低身長症(小人症)の人々、その家族、そして友人を助けることです。

主な活動
  • 情報の提供: 医療、教育、就労などに関する専門的なアドバイス
  • コミュニティ形成: 年次大会やイベントを通じ、当事者同士が孤独を感じないネットワーク作り
  • 社会的啓発: 小人症に対する誤解や偏見をなくし、ポジティブなイメージを広める活動

ワーウィック・デイヴィスさんが大英帝国勲章 OBEを授与

2026年3月11日、ワーウィックさんはイギリス王室が所有するWindsor Castle(ウィンザー城)に立っていました。今までの演劇界での活躍および慈善活動への多大なる貢献が認められ、ウィリアム皇太子より大英帝国勲章(OBE)を授与されました。

大英帝国勲章(Order of the British Empire)とは?

大英帝国勲章は、イギリスの君主から授与される、国家や社会に対して顕著な功績を挙げた人物に贈られる非常に名誉ある勲章です。実際の授与式は、国王やその名代を務める王族によって執り行われます。大英帝国勲章には5つのランクがります。

大英帝国勲章(Order of the British Empire)
  1. GBE(大十字騎士 / Knight or Dame Grand Cross)
    ナイト・グランド・クロスまたはデイム・グランド・クロス
  2. KBE / DBE(司令官騎士 / Knight or Dame Commander)
    ナイト・コマンダー又はデイム・コマンダー
  3. CBE(司令官 / Commander) コマンダー
  4. OBE(将校 / Officer) オフィサー ★今回ワーウィックさんが授与されたのはこちら
  5. MBE(団員 / Member)メンバー

それぞれの勲章のランクはその功績の「影響力の大きさ」と「活動の範囲」などの要因によってに決まります。

今回のワーウィックさんの授与式では、ウィリアム皇太子から直接、その長年の功績を称えるOBEの勲章が手渡されました。

ワーウィックさんの授与式

世界中の人から愛されるワーウィックさんが今回、OBE授与となった背景には長年、演劇界での活躍と実績にあります。そして低身長症の活躍の場をもっと提供したいという想いからの芸能事務所を設立されました。加えて低身長症本人と家族を支えるためのコミュニティ・Little people UKを設立。慈善事業にも長年関わって多くの人を支えてきた社会への多大なる貢献が評価されて勲章の授与が決まったと報道されています。

実際の授与の様子とその後のインタビューが公開されています。

彼は上記、動画の取材にて下記のように述べています。

慈善活動は彼女(サマンサさん)と設立したものです。今日の授章は、彼女のレガシー(功績)が生き続けていることを示しており、彼女もきっと誇りに思ってくれているはずです。低身長症の人とその家族をサポートするために設立しただけで賞や報酬を期待して活動してきたわけではありません。ただ、人々を助けたいからです。

タイムズ・ラジオの取材に対して、下記のようにも語っています。

これは非常に格調高い栄誉です。BAFTA(英国アカデミー賞)のような、派手で輝かしいショービジネス界の賞とは違います。これは、私が過去に行ってきたこと、つまり演劇やエンターテインメントへの貢献、そして慈善活動が、静かに認められた証なのです。私は賞をもらうために活動してきたわけではありません。ただ、好きだからやっているだけなのです。

こうしてインタビューを読んでいるとワーウィックさんの功績の素晴らしさと共にワーウィックさんの素敵な人柄やいかにサマンサさんの存在が偉大だったかがわかると思います。

今までのご活躍だけでなく、ワーウィックさんのLittle people UKの活動に支えられて救われてきたご家族がたくさんいると思います。今回の勲章授与は多くの低身長の方とご家族に大きな喜びと希望を与える素晴らしい出来事だったと思います。

この度の大英帝国勲章授与、誠におめでとうございます!そしてワーウィックさんと亡きサマンサさんに同じ低身長症の家族として最大の敬意と感謝の想いを送りたいです。

HBO 新作・ドラマ版『ハリーポッター』シリーズへの出演決定

9月1日は物語の中で毎年学校に戻る日と記されていることから「バック・トゥ・ホグワーツ(Back to Hogwarts)」の日と呼ばれています。2025年9月1日、そんな『ハリー・ポッター』にとって特別な日にご本人のInstagramでワーウィックさんが新作ドラマ版『ハリー・ポッター』で、再びフィリウス・フリットウィック教授役を演じることが発表されました。

2026年は映画第1作目となる『ハリー・ポッターと賢者の石』が劇場公開された2001年から数えてちょうど25年目という大きな節目の年です。あの名作の公開から25周年!驚きです!

今回、新作ドラマシリーズはキャストが一新されると言われていました。でもワーウィックさんが演じるフリットウィック教授だけはワーウィックさんが演じると発表されたのは大きな驚きと同時にファンにとって嬉しいニュースだったのではないでしょうか?きっと彼以外の配役は考えられなかったのかもしれません。この新作・ドラマ版ハリー・ポッターは10年にわたってじっくり撮影・公開されることが決まっており、超大作になること間違いありません。今から新しいドラマ版のハリー・ポッターがますます楽しみです!公開されたときには、ぜひワーウィックさんの好演もチェックしてみてください!

アメリカではHBO Max社が2026年に配信を目指していると発表しています。日本ではまだ実際にどの配信会社が配信するか発表されていません。正式発表がありましたらこちらにもアップさせていただきます。

まとめ

いかがでしたか?ワーウィックさんのすばらしさ、少しでも伝わったでしょうか?

イギリス国内だけでなく世界中から愛されるワーウィックさん。世界で1番有名な低身長症と言っても過言ではないほど有名で大活躍をされています。そんな多忙な中で奥様であるサマンサさんとご友人方と設立したLittle people UKも運営されて多くの方を支援し、ロールモデルとなって活動されている姿はものすごくかっこいいです!

今後もワーウィックさんの益々のご活躍がすごく楽しみです!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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