こんにちは!アメリカで3人の子育てをしているえりかです!
これから国際結婚をする人、国際結婚をしてお子さんが生まれる予定の人、そんな方々が悩むのが『名前』ではないでしょうか?国際結婚したけど苗字はどうしよう?日本にはミドルネームないけど申請どうしたらいいの?と迷うと思います。
私は父がアメリカ人、母が日本人のハーフとして生まれました。ハーフとして生まれ育った経験と自信が国際結婚をしてクォーターの子供たちを生んだ経験から今回は名前につい綴っていきたいと思います。
今、国際結婚に向けて自分の苗字をどうしようか迷っている方、子供が生まれた時のファーストネーム、ミドルネームをどうするべきか迷っている方にぜひ読んでもらえたら嬉しいです!
国際結婚 日本の苗字と夫の苗字どちらを選ぶ?
現在の日本では夫婦1つにつき1つの戸籍となるため基本、夫と妻は苗字をそろえることとなっています。でも、外国籍を持った人と結婚をする場合は外国籍の人に戸籍が存在しないため、基本は自分の苗字のままの戸籍となり、夫婦別姓になります。
外国籍のパートナーの苗字にそろえたい場合は別途「氏(姓)の変更届」を6か月以内に提出する必要があります。6か月以上たってからの変更は家庭裁判所へ変更申し立てが必要になってきます。
日本の旧姓を残すこともできますし、夫の苗字に変えてカタカナの苗字に変えることも可能なのです。
国際結婚をした私の選択
私はハーフですが日本で生まれ育ち、ほぼ日本人として生きてきました。日本大好きな私は当然いつかは日本人と結婚して日本で一生を過ごすものだとずっと思っていました。そんな私が今のアメリカ人夫と出会い、想定外だった国際結婚をしました。そのため、アメリカ人夫と結婚することで苗字の選択どうしよう…という悩みができました。結果、私は日本の苗字を残す選択をしました。色々悩んだ結果、いろんな理由によってこの決断に至りました。
名前が外国人過ぎる名前になってしまうのが嫌だった
私が生まれた時、母は「日本で育つ予定はないし、かっこいいしつけとけばいいんじゃない?」と日本の出生届にミドルネームを入れて提出しました。それがゆえに私の戸籍の名前は山田 花子ジェーン(仮名)のような形になっていたんです。
ここで夫 マイケル・スミス(仮名)と結婚して夫の苗字に変えると…私の戸籍は『スミス 花子ジェーン』(仮名)…もはや何人?!って感じの名前になってしまうんです…まだこの場合、花子と日本らしい名前があるのですが、私の場合、日英どちらでも使えるようにえりかと名付けられました。漢字はあるものの、苗字を変えてしまったらもはや日本人として生きていけるのか?という名前になってしまうのが嫌だったので苗字を残そうかなと思うようになりました。
また、いつまた日本に住むチャンスがくるかわかりません。そういったときに日本人としてのアイデンティティであったり、日本人として日本で生きやすくするためにも日本の苗字がある方がいいのではないかと思いました。
離婚した場合を想定していたから
私の両親は私が3歳の時に国際離婚しています。多くのハーフの友人や国際結婚した友人がいますがとにかく離婚している両親・夫婦が多かったんです。これから結婚するのにもう離婚のことを考えていたの?と驚くかもしれません。でもそれが私の人生に起こった現実であり、私の見てきた国際結婚の難しさとリアルでした。
もちろんラブラブな国際結婚夫婦もいらっしゃいましたが日本人と結婚する以上に言語や文化の壁を越えて長年連れ添う難しさがある…どこか冷静で現実的に考えている自分がいました。
離婚した後、日本で生活するならまた苗字変更の手続きなどを再びやるのは色々大変そうだなと思ったので万が一の時にも日本に帰りやすいように日本の苗字を残しておきたいと思いました。
手続きが楽!
ずっといつかは日本人と結婚すると信じていた私。結婚したらどんな苗字になるのかなって少し楽しみにしていた気持ちもあったんです。でも現実的に苗字が変わった後の様々な変更手続きを調べてみると…パスポート、銀行、運転免許、クレジットカード、各種様々な手続き…考えるだけでものすごく大変!!
この苗字変更の作業をしてでも名前を変える価値やメリットはあるのかなとよく考えるようになりました。
日本の苗字を残す選択をした私のその後…
日本の苗字を残すと決めた私。結果この選択は私にとって大正解だったと思っています。
実際結婚した後の書類手続きは日本の苗字を変更していないのでほぼゼロ!とっても楽でした。そして子供にも日本の苗字を残してあげることができたのもよかったと思っています。デメリットがあまりなく、後悔しない選択ができて良かったと思えています。
子どもの名前ファーストネーム、ミドルネームどうする?
次に悩むのが赤ちゃんが誕生した時の名前。海外ではよくあるファーストネーム、ミドルネーム、ラストネーム。日本の戸籍上、苗字と名前しかなくミドルネームという制度はありません。
では、ミドルネームを付けるとしたらどうなるのか?
私のように山田 花子ジェーン(仮名)と日本名のあとにミドルネームがくっつく形にするか、ミドルネームを入れないか…です。
どちらがいいも悪いもないのですが私はハーフとして日本で生きてきた経験上、カタカナの外国人の名前が入っていることで少なからず多少不便さを感じる場面がありましたので実際に起こったことをシェアしたいと思います。
フルネームがシステムに入りきらない
多くの日本のシステムが長い名前が入る設定になっていなかったため、名前を最後まで入力できない、届いた資料にフルネームが途中で切れているなど記載され切れてないことは多々ありました。また、長い名前がゆえに名前を間違えて記載されることも多かったです。
日本在住の外国人が多くなった今、こういった長い名前への対応問題はだいぶ解決されているかもしれません。でも正直面倒だなと思ったり、小さなストレスを感じることはよくありました。
学校でミドルネームを使わない手続きをする
私が子供の頃はまだ、ハーフの子供や外国人の子供が今ほど多くはありませんでした。そのためカタカナの名前があるととても目立ちます。ミドルネームは普段使わない名前のため、各学校に入学するたびにミドルネームは通常使用しない手続きをしました。
この手続きをすることでテストの時もフルネームが日本名だけで短く済んでありがたかったです。子供ながらにミドルネームいるのかな?どうせ手続きしなくちゃいけないなら別になくてもいいのにな…と思っていたのが正直な私の気持ちでした。
思っていたより名前で判断されていた就職
バイトの面接や就職で自分が思っていた以上に反応されたのが名前でした。バイトの面接はフランクな面接も多く、人柄を見てくれたので割と名前を面白がってくれたり、すぐに覚えてもらえたり、良い武器になったなと思います。
でも面接で10分以上普通に会話した後に日本語ちゃんと話せるの?ハーフなんだよね?と若干失礼とも思われる発言をされることも多々ありました。就職に至ってはある会社からメールで不採用通知を受け取った後、わざわざお電話を頂いたことがありました。「不採用通知は受け取られましたか?日本語が読めるかわからなかったので一応お電話致しました。」と…
正直びっくりしました。履歴書には小中大学とすべて日本の学校を卒業している記載がしてあるのに日本語ができるかどうかを疑問に思われているなんて思ってもいませんでした。面接でビザとかは大丈夫なの?と聞かれたこともあります。
名前だけで国籍不明、日本語のレベル不明とそれだけで能力よりVISA問題や日本語力の不安から厄介そうと見られていた会社があったのだと気づきました。
家を借りるのに日本人なのに外国人NG物件を紹介してもらえない
初めての一人暮らし…ワクワクしながら不動産屋さんへ。いくつか候補に挙げた物件の中で外国人NG物件があり、「これはやめておきましょう…日本人なのはわかっているんですが、大家さんとは書面でのやり取りになるのでお名前で外国人って判断されてしまう可能性があるので…」日本人で日本語もできるし、日本で育ってるし、ルールも守れるのにダメなんですか?と食い下がったのですが紹介してもらえませんでした。
日本人なのに日本人として扱ってもらえない…何とも悔しい経験でした。
すぐに覚えてもらえるというメリット
色々不便な点をあげてきましたがいい意味でも悪い意味でも目立つのがこのカタカナの外国人の名前。なので良い利用の仕方をすれば武器になる側面もありました。仕事をしていると営業先や取引先ではすぐに覚えてもらえたので非常にありがたかったです。営業職や多くの人と働く際にはとっても重宝しましたし、人間関係を築く上でメリットになった場面もたくさんありました。
自分に子供が生まれた時の名づけ
私は色々な経験を経て、日本で外国人のカタカナの名前はメリットにもデメリットにもなると学びました。でもどちらかというと不便さや偏見の壁になることの方が多かったなと感じています。日本の戸籍に外国人のカタカナ名が入ってる必要性はあまり感じられなかったので自分の子供にはアメリカの名前はアメリカの名前、日本の名前は日本の名前にしました。
戸籍に記載される名前はシンプルにしておいて万が一日本で仕事をする際にカタカナの名前の方が良ければ社内や名刺では英名、日本名好きな方を使えばいいと思いました。
そのため日本とアメリカとそれぞれの出生の書類は下記のように提出しました。
日本の出生届 日本名:山田 太郎 (仮名)
アメリカの出生手続き 英名:Leo Taro Smith (仮名)
我が家は日本の戸籍上、夫婦別姓を選んだので英名と日本名は自動的に苗字が違うものになります。日本の名前と英名のミドルネームを共通の名前にしました。3人子供がいますが全員この方法で申請しました。
我が家はミドルネームを共通名としてそろえましたが日本名:山田太郎、英語名:Taro Leo Smithとファーストネームでそろえるというのも可能です。
どうやって別名申請をするの?
お近くの大使館の申請書類の中に出生証明書(抄訳)というものがあります。この書類の一番下に出生証明書と出生届の子の名前が異なる場合の申出事項という欄があるので外国で出産した場合に外国に提出する書類の英名と日本の出生届に提出する日本名が違う場合にこちらを記入すればOKです!

日本名と英名が違う名前って問題ないの?
実は私も日本名は山田 花子ジェーン(仮名)、英名はHanako Jane Smith(仮名)のように苗字が全く違いました。30年以上それで生きてきて、日本とアメリカも違う名前のパスポートで行き来してきましたが、問題があったことは1度もありません。
パスポート申請の際に別名はありますか?という欄があるのでそこに正直にそれぞれの名前を記載して申請しています。名前が違うパスポートであることで指摘を受けたこともありません。
子どもの名前をつける際、大使館等にも確認しましたが、問題ないとのことでした。子供たちが将来日本に住みたいと思ったときに住みやすい名前、アメリカと日本両方のアイデンティティも大切にそれぞれの名前を考えてこうして申請することにしました。
まとめ
これはあくまでも私・我が家の名前の決め方になります。結婚するときにカタカナの苗字を選ぶ人もいます。子供の名前はファーストネームでそろえる方もいますし、ミドルネームを日本名に加えた方がかっこいいじゃんと加えることを選択する人もいます。どれも間違いではありませんし、どれも正解だと思います。ただ、ハーフじゃない親や、そういった名前で生きたことのない人にはわからない名前のメリット・デメリットが存在します。私の体験をシェアすることで何か参考になることがあればいいなと思いました。
大切な自分の苗字やお子さんの名前だからこそ、深く考えてご自身とご家族のベストな選択、名前決めをしてほしいなという想いで記事を書きました。ご家族にとって素敵な名前決めができますように…
日本のハーフ・ミックスのお子さんがいらっしゃる方はぜひ二重国籍について、こちらの記事を読んでみてください。私自身ハーフである経験から国籍選択について綴っています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
[=参考文献・資料=在ヒューストン日本国総領事館]

